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2024.09.27

Skydio Ascend 2024 参加レポート Day 1

Dock for X10 - Skydio Ascend Day 1

Skydio, Inc. が2023年から始めた年に1度のイベントSkydio Ascend。現地時間9月25日(水) が1日目で昨年同様 CEO Adam BryのKeynoteから始まります。

Keynoteをはじめとする様々なイベントが開催された会場

Skydio Ascend 2024 Keynote

CEO Adam BryによるKeynoteは4つのポイントに分けられます。

1. Dock for X10
2. Connect Fusion – アクセスポイントを用いて飛行範囲を拡大するソリューション
3. Pathfinder – 飛行ルートをドローン自ら創り出す技術
4. DFR Command – 警察機関向けのソリューション


※本トピックスでは1. Dock for X10にフォーカスして詳細を記載します。

1. Dock for X10

2023年のSkydio Ascendの目玉は Skydio X10でした。今年の発表の目玉はX10の機能を最大限活用することができるX10 for Dockです。

米国と日本で合計400台以上のSkydio Dockが設置され、これまでに70,000回以上のフライトミッションが行われています。Dock for X10にはそれらのフライトから得られた知見を十分に活かして開発されています。



Keynoteでは昼夜天候問わず運用可能で、特に約20秒で離陸準備に入れる点を強調されていました。会場では耐環境性能を示すために荒天環境を想定した離発着のデモンストレーションが行われました。(動画参照)

Skydio X2 DockもIP56対応でしたがDockの中のドローンSkydio X2がIP対応を保持していないため荒天での活用が困難でした。Dock for X10はDock オープン時 IP54、 クローズ時IP56、Skydio X10がIP55のため幅広い業界での活用が想定されます。

Dockの基本機能 (2024.9.25時点)
・離発着時の耐風性能 12m/s
・運用時の温度範囲 -20℃~50℃
・待機時の温度範囲 -40℃~60℃
・大きさ (土台含む) 長さ: 86.4 cm ,幅: 95.8 cm ,高さ: 140.9 cm
・充電時間目安 25℃の環境下で15%から95%まで約35分
・起動時間 約20秒

Dockに備え付けられた気象センサーから得られる風速などの気象情報やDockカメラから得られる機体情報が目視外飛行を想定した運用を支援いたします。

Dock  for X10に取り付けられたカメラ (Skdyio X10の上部にあるカメラ)

気象センサー (Dock for X10上部の円柱形のセンサー)

着陸時には自動充電に向けてドローンの位置が調整できる機構が設けられています。Skydio X10はこれまでのSkydio 2, Skydio X2と異なりドローンに着陸装置があります。そのためIndoor DockやOutdoor Dockのようなバッテリーの形状に合わせた着陸面でしたが、最新版のDock for X10では余裕を持った着陸面に設計されています。

Skydio X10がDock for X10に着陸する様子

米国でのSkydio Dock for X10は、まずPublic Safety (警察など)、 Utility (電力など)、 Defense (安全保障など)に注力していくと発表され実例を想定したデモンストレーションが行われました。

 

Ascend 2024 会場

Ascend会場では参加者がSkydio Dock for X10を操縦する機会やSkydio Speaker/Mic for X10、Skydio NightSense Infrared (IR) for X10 (夜間自律飛行)、そして同時に5台のドローンを1つのUIで管理するデモンストレーションなどが行われました。

Skydio X10に装着されたSkydio Speaker/Mic for X10

Skydio X10に装着されたSkydio NightSense Infrared (IR) for X10

Skydio X10が同時に複数飛行する様子

上記含む会場の様子は下記の動画でご覧になれます。

 

参考


 

Skydio Dock for X10 サイト

 

 

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