「Skydio 2+TM」は、AIによる自律飛行技術、障害物回避技術を搭載しており、従来飛行が難しかった場所においても安全な飛行が可能です。229×274×126(mm)(l×w×h)というコンパクトな筐体で 4K動画、1200万画素の画像撮影が行え、最大27分飛行します。
機体の上下6つのナビゲーションカメラで常時360°周囲を確認し、障害物を自動で回避する自律飛行を行えます。
障害物検知範囲をStandard(約66cm)、
Close(約15cm)、Minimal(極わずか)、
OFF に変更することが可能です。
カメラ角度を上向き90度まで拡張し、上部を撮影する際、機体を方向転換することなく撮影が可能です。
屋内などのGPSが取得しづらい環境においても、上下6つ取得したデータをもとにドローンを安全に帰還させることができます。
飛行エリアの 地図情報に対して、GPS情報をもとに範囲を指定することで、指定エリアを自動で飛行し、網羅的な撮影を実施可能です。
3倍デジタルズームを施した映像記録や、360度の魚眼映像を確認し、広範囲な状況把握が可能になります。
※上記仕様は2023年9月時点の情報であり、仕様の一部は予告なく変更されることがあります。
※上記機能はSkydio社が発行する「Skydio 2/2+ Enterprise Operator Manual」を確認し、安全に十分な配慮をした上でご利用ください。
「Skydio 2+TM」を用いた活用事例をご紹介します。
※Skydio 2TMでも同様の活用が可能です
Skydioの障害物回避機能を活用することで、従来のドローンよりも点検対象物に安全に近づき撮影が可能となります。またカメラを上下90度、デジタルズーム機能などを活用することで機体操作を最小限にしながら確認を行うことができます。さらにGPSが取得しづらい橋梁下や屋内などの環境でも障害物回避機能含め安定した飛行が可能であり、さまざまな産業で活用されています。
Skydio 2+TMでは上下6つのカメラで周辺環境の情報を常に取得しています。取得された周辺環境情報と実証実験用にNTTドコモが独自に開発している飛行プログラム用いることでGPSが取得しづらい環境においても自動飛行を行うことが可能となります。機体の位置やカメラの位置や機体の向きを制御し、飛行ルート上に障害物がある場合も自律的に回避できるため巡回用途での活用が期待されています。
従来の橋梁点検では吊り足場などの設置が必要とされていた近接困難な状況において、我々は首都高技術様と2019年から検証を重ねてきました。足場がなく作業が難しい現場においても、Skydio 2+の小型な機体により、これまでは離発着が難しかった狭い空間のような現場環境に左右されず活用が可能となりました。NTTコムは橋梁現場での現場研修を通じオペレーターの増加に貢献、さらに今後はSkydio 3D Scanを導入し点検のさらなる効率化を推進しています。
東京ガス様の日立LNG基地には、高さ60m、直径88m、容量23万KIと地上式と して世界最大級のLNGタンクがあります。このLNGタンクの日常点検は、これまで 点検者が昇降階段でタンク屋根に登り、対象設備の外観等を目視にて確認する方法で 実施しており、点検者の安全面や作業効率化が課題となっていました。
そのような中で、自律飛行型ドローンを用い、対象物に接近して撮影をすることで、目視点検の有効な代替手段となることを確認しました。また点検者の高所移動のリスクもなくなり、点検時間も従来から大幅に削減できる見込みです。ドローン操縦経験が少ない点検員であっても、自動飛行機能・障害物検知機能を搭載したSkydio 2+によって安定 した飛行が実現でき、安心して使用することができます。
Skydio 2+による日常点検は安全面、効率面の観点で有効と考えており、今後は自社の操縦者を増やしながら、点検対象や活用範囲を拡げていくことを考えています。