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Skydio 3D ScanTMの主な特徴
「Skydio 3D Scan™」は、構造物を認識し、自動的、自律的に撮影しながら飛行することができる飛行支援ソフトウェアです。GPSが取得しづらい環境や複雑な構造物においても上下6つのナビゲーションカメラが取得したデータをもとに障害物を回避しながら安全に飛行します。構造物だけではなく、屋根やソーラーパネルなど平面の撮影にも有効です。
撮影対象を高さと面で指定し、目的に応じたラップ率などを設定するシンプルな操作で利用可能です。
3Dデータ処理に必要な画像を自律的に機体をポジショニングし撮影するため、効率的かつ安全な飛行を実現します。
飛行後、操作タブレット上から撮影結果をすぐに確認ができます。そのため撮影漏れを防ぐことができます。
撮影対象と一定の距離を保ち撮影します。そのため”ひび”や”さび”などデータ解析に最適な画像取得が行えます。
※仕様の一部は予告なく変更されることがあります。
※3Dモデル構築には別途解析ソフトウェアが必要となります。
※Skydio 3D Scan™はSkydio社が発行する「Skydio 3D Scan™ Operator Manual」を確認し、安全に十分な配慮をした上でご利用ください。
※docomo sky®はNTTドコモの登録商標です
3Dおよび2Dで合計5つのモードを利用可能です
3D Capure
建物の撮影に適した3D Capture
3D TowerCapure
鉄塔の撮影に適した3D Capture
2D Capure
GPSが取得しづらい環境での2D撮影に適した2D Capure
Map Caputure
GPSが取得しづらい環境での2D撮影に適した2D Capture
Indoor Capure
構造物だけでなく壁面を含む部屋全体の効率的な撮影に適した3D Indoor Capture
「3D Scan」を用いた活用事例をご紹介します。
従来の点検ではアクセスが困難だった高所や水辺などの場所において、建設技術研究所様とdocomo sky はドローンで安全な遠隔地からできることを確認しました。暗梁内部の壁面を高度な自律飛行や障害物検知機能により効率的に撮影し、取得データをオルソ画像化することでひび割れなどの変状の検出を支援します。
さらに Skydioで撮影した映像をライブストリーミングすることで、災害発生時のリアルタイムな全体の状態把握への活用が期待されます。今後は、現場の作業員の負担を軽減するため、ドローンの目視外飛行による点検のさらなる効率化を推進していきます。
ばら積み貨物船のカーゴホールド内はサビ等の腐食が発生するため定期的なメンテナンスが必要となります。
腐食状況は従来は人の目視で確認していたため、ドローンを用いて網羅的に撮影した画像の管理・確認による代替について検討がなされていました。
磁気の影響を受けやすく、GNSSが正確に取得しづらいカーゴホールド内で、飛行支援ソフトウェアを用いることで網羅的に一定の距離を保った均質な写真を取得することができました。特にカーゴホールド上面、クロスデッキ天井部は高所であり、点検が難しい箇所でしたが、それらを構造物として認識し、安全かつ効率的に撮影することができたことで、カーゴホールド内の自動飛行・撮影の有効性を確認できました。
今後は、より大きな貨物船のカーゴホールドの撮影や、船の外観撮影など、適用範囲を拡げた飛行検証を考えています。