株式会社ふたば様では、Skydioを主に橋梁やトンネルなどのインフラ点検に活用しています。Skydio社のドローンは、カメラが上下90度に可動するため、対象物を正面から撮影することができます。これにより、従来は高所作業車を使用していた箇所でも、ドローンで安全かつ効率的に点検作業を行うことが可能になりました。
特に橋梁点検では、桁の間のように狭い空間へも飛行が可能であり、対象物に接近して撮影することで、近接目視の有効な代替手段となることが確認できました。
株式会社ふたば様では、インフラ点検の効率化としてドローン活用を検討されていました。点検対象物の状態を鮮明に確認するために、ドローンが接近して撮影可能なことを条件にしていましたが、同時に接近飛行のリスクも懸念されていました。
Skydio社のドローンであれば、360度周囲の障害物を検知しながら飛行し、障害物検知範囲も調整できます。安全に狭い場所での飛行撮影が可能であるため、導入に至りました。
従来では高所作業車が必要になる高所かつ狭い箇所の部材状況をドローンで確認できるようになったため、高所作業車の使用箇所が減少し、経費削減にもつながっています。また、定性的な効果としては、これまで侵入することが難しかった狭所箇所も安心して点検できるようになったことが挙げられます。操縦者の心理的負担を軽減し、安心して現場で飛行操作できていることは大きな利点です。
株式会社ふたば様では、今後、自社の操縦者を増やしながら、Skydioをより幅広い業務に活用し、地域のインフラの維持管理に貢献していくことを目指しています。橋梁やトンネル点検業務だけでなく、樋門や文化財などの点群化にもSkydioを活用していく予定です。障害物回避が優れ、初心者でも落ち着いて飛行ができるSkydioを軸にして、ドローン活用人材の育成環境を整えていきます。