case studies

活用事例

エヌティエス技研株式会社

【インタビュー】Skydio 2+を利用することで、従来手法と比較し3~4割近く点検業務の省力化・効率化を実現

点検・橋梁

1.Skydioの活用用途

 エヌティエス技研株式会社様では、Skydio2+を橋梁点検や、ため池、ダムの点検に活用しています。Skydio2+で撮影した画像データを用いて、構造物の劣化状態の把握をしています。
Skydio2+はカメラを上向き90度に操作できるため、橋梁や構造物の正面や下部など、従来難しかった視点からの撮影が可能です。これにより、構造物の全体像を網羅的に把握できるようになりました。
ドローンを活用することで、橋梁点検車では対応しにくい箇所にも対応できるようになり、点検手法の幅が広がりました。

2.Skydioを活用した所感

 Skydio2+のカメラを上向き90度にできる機能は、橋梁点検において必須であり、他社ドローンと比べてもその価値を感じています。また、非GPS環境下でも安定して飛行可能であるため、橋梁下や屋内での作業も行うことができ、磁気影響を受け難いので鋼桁橋梁でも使用できる点は大きな利点です。

操縦者としては機体が離れるほど、構造物との距離感がつかみにくいので、接触リスクを気にして不安になるのですが、Skydio2+であれば、例えば、橋桁の中での飛行でも障害物検知がしっかり効いているので、安心感があります。

3.Skydioを導入した効果

 Skydio2+の導入により、橋梁点検作業の効率化や省力化が図られています。特に高所や狭小部での撮影や点検が容易になり、作業車のレンタル期間を削減することができました。
Skydio2+は、足場の悪い場所や作業者がアクセスしづらい場所(支承部など)の撮影に、非常に有効です。構造物全体の写真を安全に、労力をかけずに撮影することができるため、従来手法と比較し、3~4割程度の業務の省力化および効率化ができている実感があります。

4.今後の展望

 今後は、Skydio2+をさらに活用して、先進技術を活かした点検サービスや構造物の劣化診断の研究に取り組んでいきたいと考えています。画像からの損傷検出や点群データ作成、3Dモデル作成もしていくつもりです。

ご提供したサービス

エヌティエス技研株式会社
URL
https://nts-giken.co.jp/index.html

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