NTTコミュニケーションズでは、Skydio社よりリリースされるアップデート内容や新たなソリューションの価値創造に向け、アメリカ以外では日本初含む4名 (日本最多) が在籍するSkydio Master Instructorを中心に性能検証を実施しております。
Skydio社のドローンはSkydio 2+は約11.18m/秒、Skydio X2は約10.29m/秒の耐風性能を有しています。2023年からは屋外用のドローンポートを用いた運用も始まっており、屋外用ドローンポートを活用した場合は風速7.5m/秒未満時に離発着するよう運用が求められています。
先日の屋外の実証実験は河川敷で実施されたため、風速や風向きなどに十分に注意し運用を進めてまいりました。一定の風速下においても安全に離発着し実証実験を完遂しております。
一定の風速下のSkydio Dock for X2の着陸
Skydio X10の耐風性能は米国の仕様上、時速43km/hとなっておりますので、秒換算で約11.9m/秒の耐風性能を有しています。Skydio X10はSkydio 2+やSkydio X2と比較し、長距離の運用が想定されているため、離陸場所の風速だけではなくドローンが実際に飛行している場所の風速がより重要となります。
そのため、Skydio X10からはテレメトリー上で機体が認識している推定風速の確認ができるようになっており、これらの情報を踏まえ安全な運用を進めていくことになります。
Skydio X10で取得できるテレメトリー例 (右下の青枠が風速)
*耐風性能に関わらず現地の風速、風向きなどの情報を踏まえ、安全な運航をお願いします。
*飛行にあたっては、耐風性能を含めた運用限界および、各種法令や条例などの規制を順守のうえ、適切な安全管理体制での運用をお願いします。
今後弊社では現場でお客様に安心してご利用いただけるようSkydio専門の性能検証チームで引き続き評価を重ねてまいります。
*本情報は2024年2月26日時点の情報となりソフトウェアアップデートなどメーカーの都合により内容が変更となる場合があります。