NTTコミュニケーションズでは、Skydio社よりリリースされるソフトウェアアップデート内容や新たなソリューションの価値創造に向け、日本で初となる*Skydio Master Instructorを中心に性能検証を実施しております。
今回は太陽光発電施設において、NTTテクノクロスが提供するパ太陽光パネル点検アプリ「みるソラ」との検証を行いました。
Skydio社ドローンには、GPS情報をもとに、設定した範囲を自動で飛行・撮影することができるMap Capture機能がございます。
Map Captureを利用することで各アレイの上空を蛇行することなく、直線上に飛行し撮影することができるため、パイロットの飛行技術に依存することなく、撮影データの平準化につながります。
Map Capture利用時の動画
また、Skydio X10では可視光およびサーマルそれぞれのカメラを利用して下記3種類の静止画を同時に撮影することが可能です。
(1)可視光カメラで撮影したJPEGデータ
(2)サーマルカメラで撮影したJPEGデータ
(3)サーマルカメラで撮影したR-JPEGデータ*
太陽光パネルをドローンで点検する際は、サーマルカメラで取得した静止画をもとにした温度識別による確認と、可視光カメラで取得した高解像度の静止画の目視確認を組み合わせることで、より精度高く異常箇所を発見することが期待されます。
今回、検証を行った「みるソラ」アプリでは、温度情報を持たないJPEGデータを用いて解析しました。
遮へい物などが原因で太陽光パネルが正しく動作しない場合、動作をしていない太陽光パネルの表面温度は、正常に動作しているパネルに比べて高温になる傾向があります。
「みるソラ」で解析をかけることで、熱異常の太陽光パネルを検出し、原因を特定することができました。
NTTテクノクロス 太陽光パネル点検アプリ「みるソラ」での解析結果
ドコモグループはSkydioと資本・事業面で連携しており、弊社はSkydioの一次代理店・Strategic Partnerとして、2020年11月から日本で初めてSkydio製ドローンを提供しています。
今後も様々な環境で飛行検証を行いながら、お客様の検討、運用フェーズに合わせた支援を行ってまいります。